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std性行為感染症

性行為感染症(せいこういかんせんしょう、性感染症、性病、英: sexually transmitted infections (STI), sexually transmitted diseases (STD) ,venereal diseases (VD))は膣性交、肛門性交、口腔性交を含む性行為によって感染する感染症である。ほとんどの性行為感染症は感染初期に症状を示さない[1]。それ故に性行為感染症は他の人へ感染させやすい。性行為感染症の症状と徴候として膣やペニスの滲出液、性器やその周辺に生じる潰瘍、下腹部痛などが含まれる。妊娠時や出産時に感染した性行為感染症は新生児の貧困の原因となりうる。また、性行為感染症不妊の原因となることもある[1]。

性行為感染症の原因となる細菌、ウイルス、寄生虫は30種以上にのぼる。細菌性の性行為感染症にはクラミジア感染症、淋病、梅毒などが含まれる。ウイルス性の性行為感染症には性器ヘルペスHIV/AIDS、尖圭コンジローマなどが含まれる。寄生虫による性行為感染症はトリコモナス症などが含まれる。性行為感染症は通常性交によって伝播するが、汚染血液や汚染臓器との接触、授乳、出産など性交以外の接触によって伝播することもある[1]。性行為感染症の診断は先進国では容易だが、発展途上国においてはその限りでない。

性行為感染症の最も効果的な予防法は性交をしないことである。予防接種によってある種の性行為感染症のリスクを低減する事も可能であり、B型肝炎、一部の型のHPVがこれにあたる。コンドームの使用、不特定多数の相手と性交をしないといったセーフセックスの実施も感染のリスクを低下させる。男性の割礼はある種の性行為感染症の予防に効果的である[1]。ほとんどの性行為感染症寛解可能あるいは完治可能である[1]。一般的な性行為感染症の中では梅毒、淋病、クラミジア感染症、トリコモナス症が完治可能だが、ヘルペスB型肝炎HIV/AIDS、HPVは寛解可能である一方完治はできない[1]。淋菌などの一部の病原体はある種の抗生物質に耐性を獲得しつつある